インタビュー

グループホーム 安平の郷
セクションリーダー鍋城 香菜
2011年入社
介護福祉士

利用者さんの「人生の伴走者」

私は生まれも育ちも安平町です。「グループホーム安平の郷」の新規オープン時に、パートタイムで働き始めました。2人の子育て中だったので、月曜から金曜の日勤のみです。オープニングスタッフでもあり、一から仕事を教えてもらうことができました。女性が多い職場なので、アットホームで笑い声が絶えません。また、働く人の事情に合わせて、柔軟にシフトを組んでくれるのも大きな魅力です。子どもが小さいと、学校行事や突然の病気などで、予定通りの勤務ができないこともありますが、施設長が子育て経験者ということもあり、母親の立場や働く人の気持ちをよくわかってくれるので、とても助かっています。

このホームでは合計18人の利用者さんが暮らしています。私は9人(1ユニット)の方のお世話をするセクションリーダーです。私の祖父母と同世代の方が多く、認知症であっても孫のように私に接してくれ、また娘のように心配してくれます。私も自分の子にサンタの格好をさせてクリスマス会に連れてくると、とても喜んでお菓子を下さるなど、家族ぐるみで付き合っている感じです。

仕事は食事や入浴のお世話など家事の延長上にあり、利用者さんに教えてもらうこともしばしばです。時には看取りケアもあり、身内を亡くしたような気持にもなります。それとともに、最近は「私はこの方の人生の伴走者だったんだ、人生の先輩から教えていただいたことを次の人に伝えていこう」と思うようになりました。

介護を一生の仕事に

勤め始めてから第3子に恵まれ、1年半、産休をいただきました。その間に勉強して、介護福祉士の資格も取得。産休中もホームに来て利用者さんたちとおしゃべりしたり、生まれた子を見せたりと、コミュニケーションを取っていたため、スムーズに職場復帰ができたのも、うれしかったですね。

2018年9月6日の北海道胆振東部地震では、私も利用者さんも被災者になりました。その日、避難所になった公民館に行くと、やがて利用者さんも来て、5日間一緒に過ごしました。利用者さんは普段から地域に溶け込んでいるので、他の方々と一緒でも不安はなかったようです。このホームは本当に地域コミュニティの1つだと感じたものです。札幌から三井ヘルスサービスの職員が物資を持って駆け付け、避難者全員に食事を提供してくれるなど、グループ力の強さも頼もしかったですね。

私は小売などの仕事経験はありますが、介護の知識も経験もなく、グループホームが何かも知りませんでした。今は、介護を一生の仕事だと思っています。当社は産休制度などが整っているので、主婦でも子どもがいても働きやすく、介護に興味があればぜひ挑戦してほしいですね。私も将来は、ケアマネージャーの資格を取って、自立生活が困難になってしまった方と家族をつなぐ仕事にチャレンジしたいと思っています。

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  • アットホーム
  • 柔軟なシフト
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  • グループ力の強さ
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